ターニング・レッド【J特】
壮絶な試合でjam9やプロポーズPKが遙か昔に感じられてしまう、通算1000ゴールや、今季ホーム初黒星を忘れてしまう そんな試合でした。
レイソル戦4試合連続生観戦で一番ショックな敗戦をホームで見ることになるとは。
サポーターともどもこの姿が一番象徴的だったのではないのかと。
そしてこの試合も主役になってしまった主審の西村さん。
(13日の金曜日の主審予想が的中しましたが、今となっては日が悪かったと思うしかありません。)
ジャッジそのものには大きな過ちはなかったと思います。その事象毎を捉えると、岩下のチャージは明らかにイエローで、2枚目退場。これは万人が認めるところです。
吉田の2枚目のイエローは、たぶん遅延行為ということでイエローだったかと思います。それ以外の理由だとちょっと問題ですが。
(写真は吉田の1枚目)
(いいわけですがスカパー!に加入していないので巻き戻して見ることはできないので過ちご容赦ねがいます。)
ただ、審判というのは指揮者ではないのかと思うわけで、あくまでも演奏者は選手です。この日の西村さんは独奏者になってしまった感があります。
ファール・ハンターだけではいけないと思うわけです。何度か言ってきましたが選手とのコミュニケーションはとれていたのか、信頼関係はあったのか、はなは
だ疑問です。
この日の西村さんはただ反則を取ることに徹し、試合をコントロール、すなわちいかにプレーを円滑に進めるようにジャッジをしていたとは思えません。
先週のパラグアイ審判団は日本語は話せませんでした。それでも試合では選手のプレーをファールするまで放置しているようには見えませんでした。これがコミュニケーションではないのでしょうか。
反則に対してその内容をただ説明するだけで、今日の基準なり、次にやるとイエローだよ、のような意思を伝えることなく、ファール・ハンターになっていたようにこの日の西村さんは見えました。
そのような西村さんでしたが、試合を左右するレッドが2枚(レイソルも含めると3枚)ありました。
前述の岩下のレッドです。
PKにつながった1枚目のイエローもそうですが、この位置でレイト・スライディングタックルをする必要があったのかと。
ただ災い転じて福となす、この後エスパルスは一人少ない中で吹っ切れたように攻撃に転じます。
このままで行けばもしかすると久々の王者の旗を聞くことができたのかもしれません。
私はそのように妄想していましたし。
その後事態が急変します。
ジョルジ・ワグネルへのレッドと、
このとき倒された吉田への2枚目のイエローによる退場。
これまでのエスパルスとの試合を見るにネルシーニョさんは後半勝負と考えていたのでしょう。11対10よりも10対9の方がスペースも空き、以後情勢は反転、エスパルスはサンドバック状態になりました。
もともと2点差ほど怖いものはない、と言われてはいますが、3-2になったところでレイソルいけいけ状態のパワーがアップしてしまいました。
西村さんの笛を吹いたその事象をとると異論はありません。
ただファール・トラップではいけないのではないのかと感じた試合でした。
「じゃあ、お前はどうするのがいいのか」
と問われると言葉に窮するわけですが、先週のこちらの方々を見本にしてもらいたいと思うわけです。
その為の交流なんですよね>JFAさん、Jリーグさん
とまあここまで書いたのですが、敗因はジャッジも影響しましたが、やはりレイソルと比していろいろと力不足だったのかもしれません。
平衡していた力関係をレッドによってその差を誘発したということだったのかと思います。
↑
まあ、夜に書く文章は恋文(ふるっ!)と一緒で昼間読み返すとおかしい内容なのかもしれませんのでご容赦願います。
PS. この日の審判団(西村、相樂、名木の3氏)がロンドン五輪審判に選出されています。
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コメント
お疲れ様でした。
自分も眠れませんでした。
審判はあくまでも黒子でいてもらいたいです。
お金を払って観戦するサポは選手の素晴らしいプレイを見にきているわけで、ジャッジは妥当だとしても試合を壊すようなゲームコントロールでは
お子さんや家族連れは、二度とこの審判の試合は見たくないと思ったはずです。
西村さんには第三者としてもう一度この試合を見直してもらいたいです。
急募、勝利の女神(笑)
投稿: オーチャン | 2012年7月15日 (日) 07時14分
オーチャン、お疲れ様でした。
帰路は精神的にきつかったのではないでしょうか。
私はユニ姿で途中富士のコンビニで飲み物を買った際に女性から
「今日エスパルスはどうでしたか?」
と聞かれた時がきつかったです。
先週のアントニオさんならともかく、今日の審判団3人がロンドンに行くというのはちょっと心配です。
先日のW杯最終予選で疑惑の判定をしウズベキスタン?からさんざん言われ、そしてこの試合前にあれだけのブーイングを受け、それでいてこのようにレフェリングできるというのは凄い精神力ではないのかと感服します。
それが「世界のニシムラ」と言われる所以でしょうか。
勝利の女神には現在交渉中で8月の名古屋戦には何とかしようと思います。
投稿: さかた | 2012年7月15日 (日) 08時22分
お疲れ様でした。
昨日試合後スタンドで声を掛けさせてもらいました・・・けんママファミリーです。
とても疲れた試合でしたが、選手のみなさんには、いっぱい拍手しました。
まだまだこれから・・・これから。
ブログ&写真楽しみにしています。
元東所沢住民のけんママファミリーでした。
投稿: けんママ | 2012年7月15日 (日) 20時55分
試合前のブーイングが西村氏のご機嫌を損ねたとかの説がありますが、それっぽっちの事でどうこうなるお方ではありません。
西村氏がレッドを掲げて走る姿を見るたびにTVの逃走中の追っかけるモンスターを連想してしまう・・・もはやサングラスかけたらどうですか、西村さん。
ロンドンでのご活躍を斜め目線で注目させて頂きましょう。だけど、海外で笛を吹くときには結構よそゆきだったりするよね。ぜひアウスタにいるつもりでいつもどおり吹いて下さいませ。
さかたさん、『世界の主審?西村雄一』なんてゲーフラは作らないでね!
投稿: いとちゃん | 2012年7月16日 (月) 02時09分
けんママさん、おはようございます。
スタジアムではお声をかけていただきありがとうございました。励みになります。
これからが正念場ですよね。選手ともども頑張りましょう!
所沢は西武線を利用して帰宅する際に通過するので馴染みがありますが、まだ降りたことはありません。一度散策はしてみたいのですが。
投稿: さかた | 2012年7月16日 (月) 05時43分
いとちゃん、おはようございます。
あの日のアップ時にブーイングされていましたが西村さんは相樂さんともども笑って余裕の表情でした。
相当な神経の持ち主かと思います。
そんな西村さんですから、ゲーフラを作っても燃やすのが落ちではないのかと(^^;
横浜での狂喜乱舞隊大集結を楽しみにしています。
投稿: さかた | 2012年7月16日 (月) 05時48分
夢はそれぞれある様で…。
いつかこのピッチでフットサルの人数で笛を吹いてみたいとか…。
投稿: REI | 2012年7月17日 (火) 12時35分
REIさん、おはようございます。
その方の夢はある意味壮大だったんですね(^^;
でもその夢にはつきあってられません。
投稿: さかた | 2012年7月18日 (水) 05時09分