Jリーグの審判の方々は選手、監督そしてサポーターから不満はぶつけられることは多々あれど、褒められることは希で(含む自分)、そういう意味では精神的に辛い仕事ではないのかと思っています。私のような脆弱な神経では務まるはずもなく。
どんな仕事でもそうなのですが、欠点を指摘するのはたやすく、長所を見いだし褒めることは難しいのではないでしょうか。そして褒めることによって人は伸びます。
そういう意味でこれから私はなるべく審判の方々のよかった点を見いだしていきたいと思います。
さてグランパス戦の主審は家本さんでした。
そこで家本さんをこの日は追いかけました。
まずは「お・も・て・な・し」の精神でこちらのボードを用意しました。
おもてなし、というよりもコミュニケーションを取りたい想いをボードに託したわけですが。
「え?事前に主審わかっていたの?」
とお思いのあなた、私はだてに競馬
をやっているわけではありません。
家本さんが来ることを予想したわけです。
というのは嘘で予想もなにも、なんとなくメジャーな主審が来るのではないのかと、家本さん、吉田さん、西村さんの3セットのプリントした紙と糊を持参し、マッチデープログラムで確認して現地でボードに貼り付けたわけです。
従いまして外れた場合にはボード作戦は不発に終わることになる博打を打ったわけです。
さてご本人達がスタジアムに到着したので早速そのボードを利用しました。
家本さんと副審の大塚さんです。
「Jリーグ初のボードによるお出迎え」か?
逆光かと思い向きを変えていただきました。
ありがとうございました。
さて、しばらくして審判団のピッチチェックが始まりました。
ということでスタジアムでもこちらのボードを掲げました。
ピッチチェックの家本さん。
その様子を見て爆笑のピッチ管理責任者の佐野さん。
笑い過ぎです
ウォーミングアップ時に村田選手と何やら会話をしていました。
お二人にはどのような繋がりがあるのでしょうか?
同じくウォーミングアップ時のさわやかな家本さん。
試合が始まり、グランパスの選手とコンタクト。
ラドンチッチさんは最初からかなり不満そうでした。
こちらはエスパルスの選手を倒した張本人に
「謝りに行きなさい」
と指示しているところです。
このシーンですが、アドバンテージをとりプレーオンでしばらく試合が継続した後だったので謝りに行かせるのが遅いと感じた観客が多かったようです。
本人も間が悪そうでしたが、放っておくと報復の応酬に発展することもあるのでこの指導はよかったと思います。
謝りが終わるまでプレーは中断しましたが、時間をけちることで試合が荒れることになれば試合が台無しになったかもしれませんので正しい判断だったと思います。
浩太のアピールに何やら応えているような?
ラドンチッチさんが倒され
本人はイエローカードを要求していたようですが、家本さんはすぐに立ち上がるよう促していました。
ハーフタイム突入時の様子。
この日はこのようにラドンチッチさんへのファールにイエローカードが出ず、チッチさんは家本さんにかなり不満があるようでした。
イエローこそ出ませんでしたが、ゴールキック時のラドンチッチさんに対するディフェンスファールはかなり見てくれたように思います。
後半が始まります。
ダニルソンがボールを手放さなかったのでスタジアム騒然としましたが、イエローを出すほどでは無かったので対応には問題はなかったのではないでしょうか。
グランパスゴール前のグランパスのファールに対して
グランパス選手への注意。
そのファールに伴うFK時に同じく注意しています。
平岡選手が倒された場面ではすぐに担架搬入を要請。
こちらは先ほどと同じくグランパスゴールに近い位置でのFK時に下がるようジェスチャーで。
時間も押してきているのでキックカーの輪の中へ。
この日の家本さんは
アドバンテージをかなりとり、プレーオンのシーンが多かったと思います。
■プレーオンで良かった点
試合を途切れさすことがなくチャンスに結びつくシーンもあった。
■プレーオンでの改善点
倒された選手にアドバンテージが伝わっていないようなシーンもあり、それが不満となっている選手(=反則をとっていないのではないのか?と思う選手)もいたように見えた。
このほかに細かい点はありますが、ジャスチャーが大きく、試合を荒れることなく終わらせたことは良かったと思います。
家本さん、どうもお疲れ様でした。
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