ダービー観戦記(福島主審編)【J特】
日曜開催だと翌日はもう出勤日で早朝からの移動を余儀なくされバタバタの月曜日でした。来季からはこういう週末があるのでしょうし(今季もまだ11月10日がありますが)、J2のサポーターの方々の大変さが身に染みました。
誹謗中傷を意味するであろうゲーフラの件が尾を引いているダービーです。
「ダービーだから」、「これがダービー」、「やられたらやりかえす」等々
いろいろな考えや言い分はあるでしょうが、個人的な感想は
五十歩百歩
目くそ鼻くそを笑う
それがサッカーライフの、ひいては人生の一部なのかもしれませんし、それが静岡ダービーなのかもしれませんが。この件を書くこと自体「思う壺」なのかもしれません
さて、観戦記ですが
当日お会いした本ブログ読者の方々から
「ブログの内容最近、審判に甘くないか」
とのご意見を多数頂きました。
「甘い」というよりも「いいところ」をなるべくコメントするようにしていたのですが、審判の方々と仲良くなり写真を撮りやすくする、という下心はかなりあります。
昨年のホーム柏戦での西村さんのジャッジへのコメントに比べると「サビ抜き寿司状態」なのかもしれません。それが遠因で西村さんはエスパルス戦の笛を吹かなくなった、という噂もありますし。
今回の内容はいかに?
この日の朝のキックオフ2013(だいいちテレビ)を見てからヤマスタへと向かいました。
もうマスコミも両チームサポーター以外の人もこの結果をかなり気にしていたのではないでしょうか。
そのキックオフのMCの西山アナもヤマスタに来ていました。
開場待ちの時間にスタメンと主審をチェックしました。
私も含めたサポ仲間の反応は
「福島さん、知らないよ?」
福島孝一郎さん。
鹿児島県出身。
29歳。
2012年よりJリーグの審判を務める。
2012年 J1 6試合 J2 14試合
2013年 J1 11試合 J2 7試合
2013年1試合あたりのイエローは3.18枚、レッドはこれまで1枚。
エスパルス戦を担当したことはありません。
ジュビロ戦担当試合
2013年
磐田4-0湘南
広島2-1磐田
2012年
磐田4-1札幌
ブラックマヨネーズの小杉さんに似ているとの評です。
(写真は本邦初公開?この日の福島さんです。)
ネットでそのレフェリングの評価を調べてみました。
今季J2のジェフvsヴェルディ戦の評は芳しくなかったようです。
「個人的には、アドバンテージを取るべきところで流さない、ファウルのジャッジが曖昧で、双方の選手が納得いかず、若干、試合が荒れる場面もあったように感じました。」
2012年のデータですが、
「警告の85%以上はC1(反スポーツ的行為)とC2(ラフプレー)。
ジャッジする試合ではC1C2判定がやや辛いことを認識しておくことがよいのではないだろうか。」(エルゴラJリーグプレイヤーズリスト)
われわれにとっては重要な静岡ダービーをなぜ福島さんが担当することになったのでしょうか?
甲府vsFC東京・・・東城主審
新潟vs湘南・・・家本主審
他の残留争いをしているチームの主審は国際審判でした。
そしてこの節に西村さんや吉田寿さんは笛を吹いていませんでした。ナビスコ決勝の絡みもあるのかもしれませんが、若手のホープと言われている福島さんに経験を積ませる意味があったのかもしれません。
が、両チームのキャンプ地である鹿児島県出身、これが決め手になったと思います(嘘)。
その福島さんの一部を撮影しました。
ピッチチェック時。
いきなりですが高木俊幸選手が負傷した直後の場面です。
どのような接触プレーだったのか私は見ていなかったのですが
立ち上がる雰囲気も一瞬あったのですが、結局担架に乗せられて救護室に向かいました。
「これがダービーか」
と感じていたのか否か。
クッシーが倒された場面。
カードは出ませんでした。
執拗な抗議、わかります。
鬼の形相ならぬ「浩太の形相」。
「副審に確認してよ」
と言っているのでしょうか。
互いに頑固。
そこへヨッシー登場。
「まあキャプテン熱くなっているけど、悪気はないんで許してやってよ。」
と言っているような?
「後は任せたぜキャプテン」ということか?
PKの判定直後。
山田選手が割って入りました。
執拗な抗議でカードが出るのを心配したのでしょう。
ということで、この日の福島さんの写真はこれだけです。
ジャッジの感想ですが、
■ジュビロが手や肘でエスパルスを止めていたプレーが多かったが、それについてはよく見て笛を吹いていた。
■アドバンテージ→プレーオン のシーンは少なく、プレーを比較的早く止めていた。ただ笛を吹くのがやや遅かったためにプレーオンでもよかったのではないのか、と思うシーンがいくつかあった(記述のジェフvsヴェルディ戦の感想と同じかと思います)。
■後半はイエローが出ていたが、俊幸の負傷など危険なプレーが前半から見受けられたので前半でもイエローを出してもよかったのではないか。
■改善点。上記も含め、笛を吹くタイミングを早く、ジェスチャーを大きく、そして多用するとさらによくなるのではないでしょうか。
試合を左右する誤審はなかったのですが、昔のCMではありませんが
「クリープのないコーヒー」
のようなジャッジでしたので、できればもう少し経験を積んでからダービーでもよかったのではないでしょうか。
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コメント
いつも拝見しております。
私はスカパーで観戦していたのですが、高木選手の負傷のシーンは接触ではなく、山田選手のパスをカットしようと伸ばした右足に空中でボールが当たり、その後右足が地面につくときにひねってしまったようです。
相当なひねり具合に見えましたので、短い期間で治癒することを祈っております。
個人的には、同時に倒された本田選手の方が、ファウルをとってもよかったのかなと思いました。
同時に二人倒れると、さすがに異様な雰囲気になってしまいますね。
投稿: しらすぼし | 2013年10月29日 (火) 08時43分
>しらすぼしさん
いつもご覧頂きありがとうございます。
俊幸の負傷はそういうことだったんですね。いつの間にか倒れていて主審もなかなかゲームを止めなかった印象の方が強く。
かなり荒れた試合になっても不思議ではありませんでしたが、両チームの微妙な調和がとれていたのでしょうか。今となってもなぜ荒れなかったのか不思議です。
投稿: さかた | 2013年10月29日 (火) 12時29分
西山さんでしたか
綺麗な人でもいるかと撮ってみましたが
ピンボケでした
投稿: REI | 2013年10月29日 (火) 21時06分
ゲーフラ、今回もバッチリ抜かれていましたね。
コメントにあった「なぜ荒れなかったのか」ですが、おそらく両チームともにしっかり試合に集中できていたからだと思います。
大概に、試合に集中できてないときほど、ジャッジに不満が募り、荒れていくような印象があります。
ジャッジどうこうはおいておいて、選手も自身のプレーに意識が向いていたのでしょう。
それほどに、好試合でした。
投稿: macotobatten | 2013年10月29日 (火) 21時27分
>REIさん
森アナもいましたがこちらにはアップはしません。あしからず
>macotobattenさん
今回はお仕事で来られなかったのでご一緒できず残念でした。
「選手の集中」が大きかったんですね。今思うと確かにそうだったかと。
前半からかなり飛ばしていたので終盤まで持つのかと思いましたが杞憂に終わり好ゲームでした。
投稿: さかた | 2013年10月30日 (水) 06時47分