第1回 Jリーグ審判に関する意識調査(3)
アンケート結果の最終回です。
今回は審判そのものの設問ではなくヤジに関するものです。
Jリーグ審判に関する意識調査(2)でも紹介した「その他(審判に関してなんでも)」の項目で次のようなコメントをいただきました。
●チャント、コールでは声が出ないのにレフリーへの野次罵声はもの凄い声量が出る人いますね。
良い声が出るのにもったいない…と思ってます。
残念な事にポジティブな声援は周りに伝染しにくいのに
野次罵声は瞬く間に広がる…
そしてスタジアムがネガティブな雰囲気になる。
こうならない為にも、私は不可解な判定で野次が上がる時こそ声を張り上げてチャントを歌います。
微力過ぎて効果は疑問ですが隣や前後の人には効果あります。
審判への野次罵声でチャントが邪魔されるのは残念でなりません。
私達、サポーターが一番優先すべきは
『応援を途切れさせない事』だと思っています。
●プロサッカーはあまりに審判に対して抗議が多すぎるスポーツであり不愉快でならない。選手もサポーターもここまで審判に物申すスポーツは他にないと思う。選手は審判をリスペクトできないのであればセルフジャッジでゲームをすれば良い。それができなければ、審判が必要であれば、選手はもっと審判を尊重すべきである。
私もこのお二人の言われていることをかねがね思っていたこともあり、今回このヤジに関する項目を設けました。
では、その結果です。
■試合中にヤジるのか
ヤジをする人が多いのか少ないのかわかりませんが、私がホームでアウェーで感じているよりは少ない感じがします。
圧倒的に「誤ったジャッジをわからせるため」が多い結果となりました。
冒頭のアンケート回答にあるような チャントで声だししないで審判へのヤジで「自分を誇示」する回答が多いかと思ったのですが。
ヤジる「その他」の理由として
●今のプレーに対しては判定はかわらないけど、次もその判定じゃたまらないよ、ちゃんとみてよという意味を込めて。
●審判に解らせたいという気持ちの他、純粋にジャッジが間違っていたら、声は自然で出てしまいますが。おかしいだろっ!と。
●判定の基準が曖昧
●チーム応援の一環として。主審が憎いわけではありません。
ただし、主審が明らかに試合をぶち壊しにした場合には非難の意を込めます。
●自分の応援する選手を守りたい。同じ過ちを犯さないため。
●アドバンテージを取る/取らないの基準がブレブレの御仁が多すぎます。
●反則を見逃した時に思わず「ちゃんと見ろよ!」と思わず叫んでしまう。
明らかにボールを奪取したが、その後相手が引っかかって転んだりしたときにファールとなってしまったときなど
●ストレス発散なのかもしれませんが、納得のいかないジャッジに対し気を落ち着かせるため
●実際は正しいかわからないが、自分の判断で判定がおかしいんじゃないかと思った時(思い入れも入っているかもしれませんが)
●試合中は熱くなってしまうから。
■ヤジをどう思うか
誤ったジャッジにはヤジは当然 ということですが、不快に思う人も少なくない結果となりました。
アンケート結果はこれで終わりです。
みなさま、ご協力いただきどうもありがとうございました。
今季のJリーグも間もなく開幕です。
今季は少しだけでも審判に目を向けて観戦されると、今までと違った試合が発見できるかもしれません。
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