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鹿島遠征記(家本主審編)【J特】

この試合は審判にとってはやりづらいものだったのではないでしょうか。
そんな印象を受けました。
プレーそのものよりも、それ以外でのジャッジに労を費やした感がします。

■所感
 いきなりの所感ですが、
この試合を学校に例えるならば、
「不良学校にいくら優秀な先生を送り込んでも改善しない授業」
のようだったのかと。
 不良:フェアプレー精神
 先生:主審
 授業:(フェアプレーの)試合

そのような中でこの日の審判団はよくやったのではないかと思います。
エスパルスの監督、選手からは一切判定のコメントがなかったことや、レッドはなく、イエロー4枚でよくまとめたことからも伺い知れます。
私だったら(←ありえませんが)レッド2~3枚は出していたでしょう。
なんせ影でこそこそやっているのも見えていましたし、なおさら頭に血が上りましたので。

■コミュニケーション
 副審とのコミュニケーションは抜群だったと思います。
 特に我々のゴール側に近かったメインスタンド側の相樂副審とはよくコミュニケーションを取っていました。
 また選手とも見ていて気の毒になるくらいに相当取らざるをえなかった試合でした。
 あわせて双方のベンチへも出向いて説明をする丁寧さもありました。

ゴール裏で応援していたため、試合が長く止まったシーンのみの写真になります。

Kawai

事の発端となった前半23分の鹿島の山本選手の河井選手へのファール。




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イエローに書きつつも周りを観察していました。





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悪質なファールでしたが最初は静かでした。
が、しかし何かがきっかけでエスパルス側は抗議を始めます。




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早く審判に接触するのはさすがと思いました。





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一見審判を守ろうとしているように見えますが、実はエスパルスが審判に物申したいのを防御している庄司選手。




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エスパルスを家本さんに近づけさせません。
この写真だけを見ればエスパルスが悪者に見えそうですが。



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近づけないのでノヴァコさんは「ひじうち」のジェスチャーで
「ちくるのやめて審判近づけないよ防御」
を突破しようとしたのですが、これは場合によっては相手選手がそれを逆手にノヴァコさんが暴力をはじめたように誘導する(エスパルスから見れば)危険性がありました。先方の十八番とも言えますが。
ここで家本さんは騙されずにカードを出さなかったことは賞賛に値します。

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山本選手のこの表情は何を物語っているのでしょう?





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そのような中で柴崎選手と元紀は仲直り。
柴崎選手の好感度はアップです。




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ノヴァコさんもこのあたりからはジェスチャーはまずいと思ったようです。





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口頭で説明しています。





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ノヴァコさんに代わり平岡主将登場。




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エスパルスの主張はなかなか伝わらず。




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家本さんも収拾が大変そうです。





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と、そんな時にエスパルスのテクニカルエリアに侵入者が!





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ベンチがこれでは。
例えれば
この親にこの子あり?



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ノヴァコさん、挑発に乗ってしまってました。





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ただ家本さんは即座に相樂副審と状況の確認をしていました。




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場所も相樂さんに近いところだったこともありますが、ファインプレーだったと思います。
幾度となくカード誘発行為が行われていましたので。



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この後に両チームベンチへ説明および指導だったかと。





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ゴトビ監督からしてみれば目の前の出来事だったのでかなり言いたかったのでしょうけれども。




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鹿島ベンチへも同じように





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通訳が間に入ると大変かとは思いますが、こういう時は英語なんでしょうか。




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これは後半のエスパルスGKが鹿島CKとなってしまいそうになった時。
相樂さんはCKの判定でしたが、ボールに近い家本さんのジャッジが正しくエスパルスGKで事なきを得ました。



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コミュニケーションそしてジェスチャーがよかったと思います。





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相樂さんもフラッグで指示。




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いろいろとありましたが試合終了。





Fin02

家本さんの大変さが垣間見えました。





Fin03

みなさん、お疲れ様でした。




この試合を見て先日のプロフェッショナルレフェリーキャンプの時の木村主審との会話を思い出しました。

Kimura

セレッソvsエスパルス戦を振り返り

私「先日の試合は流れるような試合でよかったですね。」

木村「両チームとも(フェアプレーに)協力的でやりやすかったです。」

この木村さんの言葉、選手に、そして観客のみなさんに贈りたいと思います。

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コメント

セレーゾ監督は落ち着けって言いにいったみたいですね。あまりああいうところで行かないほうがいいと思いますが…ああいう場面をカードや退席などなしで落ち着かせることができたのは家本さんの経験と選手たちとうまくコミュニケーションが取れているからでしょうね。毎節楽しみにしてます。

投稿: ehime | 2014年5月 1日 (木) 23時50分

不良の例え・・・よくぞ言ってくれました。

朱に交われば赤くなる⇒赤に交われば悪くなる

見えないとこでの手出し足出し・・・家本氏は見えていたのにフタをしたのかと思ってました。

隠れてやってもすかさず笛を吹く・・・そんな家本氏を信頼してたんですけど、ちょっとがっかりでした。

投稿: いとちゃん | 2014年5月 2日 (金) 01時33分

>ehimeさん

 事情はどうであれ、セレーゾ監督の行動はよろしくなかったと思いました。というのも結局写真でもわかるように通訳?がかなり興奮していましたから。
 まあ、勝った鹿島のサポの方が家本さんのことを無茶苦茶批判しているところに審判への理解レベルがいかがなものかと痛感しています。


>いとちゃん

 本当はもっとストレートに書きたかったのですが、まあ大人の事情ということで。
 中継ではこの揉め事を映していなかったんでしょうね、TBSだけに。

投稿: さかた | 2014年5月 3日 (土) 05時35分

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