サガン鳥栖戦観戦記(審判編)
「おまえさあ、こういうチーム事情なんだから審判のことよりもエスパルスのこと書いたらどうなんだよ」
これパペパルが言っているわけではなく、そう思っている人が多いのかなあ、と代筆しました。
でもエスパルスのことは黙っていてもいろいろなところで書かれますが、審判のことは悪いことこそ、ここぞとばかりに取り上げますが、よかったこと、悪くなかったことは一部でしか取り上げません。ですから一小市民が取り上げてもいいんじゃないのかと思っています。
鳥栖戦の審判への評価、試合後の雰囲気を肌で感じると、つくづく私のようなメンタルが柔な人間では務まらない、と思いました。
そして、「物言えぬ者へ」、ここぞとばかりに浴びせかける罵詈雑言。それは現代のストレス社会による歪みの表れでしょうか。
SNSを見ていると
あの局面(PK)のジャッジ
→試合全体のジャッジ
→その審判全般のジャッジ
→その審判の人格
とどんどんとエスカレートして審判を全否定する方向に向かっていく人の多いこと。
昔の飯田さんの判定がある選手をダメにした、とまで言い切る人もいて、こういう流れって凄い、と恐怖すら感じました。
あのジャッジでどうして、そこまで、人格までわかるの?と不思議に思うわけでした。
(スタジアムは超能力者の坩堝か?) 私のブログを見て「さかたはピンクだ」と判断するのとは訳が違いますから。
それにしてもネガティブキャンペーンの様相でした。
そこで、私ではゾウリムシのように小さな力なのでいかんともしがたく(ゾウリムシさんごめんなさい)師と仰ぐかつーさんにSOSを発信。
SOSとは関係なく、もともとかつーさんはこのPKの件を取り上げるつもりだったようです。
それがこちら「とりあえず」2015明治安田生命J1リーグ1st第10節「鳥栖@清水」です。
結果論ではベストな判断はいくらでも言えるのですが、あの笛を吹いた事象、断面では飯田主審のジャッジ、毅然とした態度は良かったと述べられています。
で、こういう(よかったという)評価というのはブーイングとともに消えていき、負のイメージしか残らず、前述のような審判の人柄までサポーターがジャッジするという何とも不可思議な状況がJリーグでは続いているんですよね(持論)
RESPECTは今では一般的に使われていますが、それはただ使われているだけであって、まだまだその想いは浸透していない、と観戦する度に感じています。
こう書くと
「リスペクトってなにかい?おまえは何から何まで審判を擁護するということなのか。誤審まで認めるのか。」
という極論?を言われる方もいようかとは思いますが、悪いこと、誤ったことは正すことは当然の話です。
では、鳥栖戦の試合の写真を少々。
この日の審判団。マッチコミッショナーの高橋さんはよくエスパルス戦を担当されるので顔を覚えました。この日も早々に現地入り。
右から飯田主審、小椋副審(A2=バック)、岩田四審。
飯田さん、小椋さんは今季エスパルス戦2試合目です。
飯田さんは前回はアウェー名古屋戦でした。
そうそう、飯田さんがカードが多い、と考察されている方がいたのですが、名古屋戦はアディショナルタイムでの平岡選手へのイエロー1枚だけでした。
風評被害はこうして起こるものなのか、と実感。
ピッチインスペクション時には数原副審(A1=メイン)も合流。
数原さん、静学出身なのにエスパルス戦はよく当たります。
先輩・後輩なのでGKの杉山力選手ともウォーミングアップ時に握手をしていました。
ウォーミングアップ時の飯田さん。
縦横無尽に走りピッチや、視界の確認をしているように見えました。
(私は超能力者ではないので真意はわかりませんが)
そういえば鳥栖さんは藤田選手のロングスロー用に手ぬぐいをピッチに置いていました。
用意周到ですね。
リスペクトキッズからボールを受け取る飯田主審。
この時飯田さんから子どもに何かプレゼントしたようなのですが、個人的に用意していたのでしょうか?あまり見たことがなかったものですから。子どもにとっては思い出になりますよね。(大人でも記念になりますが。)
無線機のチェックはどの主審もそうですが、かなり行っていました。
こういう時は何を話しているのか気になります。
このシーンではないのですが、試合開始直後から飯田さんはファールをした選手を呼び止めて注意をしていました。
すなわちファールの基準は逐一選手へ伝えていたわけですし、ファールの未然防止へもつなげていたと思います。
とはいえ村松選手への当たりはきつかったようで。
痛そうです。
杉山浩選手は何を言っていたのでしょうか。
飯田さん、スプレーは多用していました。
おもしろかったのはスプレーをした直後は足で位置を変えられるように見えたのですが。
(超能力者ではないので詳細は不明です。)
おそらく日本平初登場の四審の岩田さん。
前半終了。
時計のリセットでしょうか?
レガースに問題?
テレビ中継の関係で表示されるようになったのでしょうか?
JリーグもNFL化の様相です。
(NFL=アメフトはCM中にプレーを止めます)
後半開始。
例のFKの時の壁を巡る動き。
確かに河井選手は小さいですね。
ということで、後半は望遠カメラのバッテリーが切れてしまい殆ど撮れていませんでした。
審判団の方々、今回は本当にお疲れ様でした。
すぐに次の試合が待っていますが、メンタルにも気をつけて頑張ってください。
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コメント
こんにちは。
多忙につき、この試合を見られていないのですが・・・。(録画はしました。)
>後半キックオフ時間
スタジアムに行けてないので、完全に私の勝手な想像です。
確か昨シーズンよりハーフタイムは前半終了からきっちり15分とることにしたため、試合前にあらかじめ提示できないからハーフタイムに提示したのではありませんか?
テレビ中継(スタッフ?)向けというよりは、観客のみなさん向けなのでは?
投稿: しらすぼし | 2015年5月 9日 (土) 01時59分
>しらすぼしさん
情報どうもありがとうございます。
私も毎試合掲示板を見てはいない(=オレンジウェーブを追いかけていますので)のですが、ここ数試合で始めたような気がしたものですから。
アナウンスは確かに行っていましたが。
テレビ用の告知ではなかったんですね。勉強になりました。
投稿: さかた | 2015年5月 9日 (土) 06時00分
こんばんは、前の記事で自分のつぶやきを載せて頂いていたので、コメントさせて頂きます。
自分も1年前までは審判批判する方でしたが、審判の事を書いているブログなんかを見て考えが変わりました。
少しずつかもしれませんが、自分みたいに見方が変わる人間もいますので、これからも誤った審判批判に対して声をあげてもらえればと、いちサッカーファン・エスパルスファンとして思います。
自分も少しだけブログで書かせて頂きました。
これからもブログ楽しみに読ませて頂きます(^^) 失礼します。
投稿: アルマジロ | 2015年5月 9日 (土) 21時25分
勉強になりました。
「今のは得点認めたうえで、ハンドにはレッドだぜぇ!」なんてね、わたしは
スタジアムで隣のおっさんにほざいてました。(私はじじいです)
所詮、監督采配やプロ選手のプレーに対して素人がとっても恥ずかしいことを言ってるだけなんです。
投稿: Avilo | 2015年5月 9日 (土) 23時06分
>アルマジロさん
前記事に勝手につぶやきを載せてしまいました。どうもありがとうございました。
私もアルマジロさんと同様に数年前までは審判を目の敵にする側だったのですが、同じように今は改心しつつあります。
少しずつでもこういう輪(考え)が広がってくれればと思っています。
少なくとも「O国」と名乗るのならば(←この言葉好きではないのですが)ルールについて、審判の立場について理解を示さなければ恥ずかしいのではないでしょうか。
昨年もとりあげたのですが、マッチコミッショナーの榎原さんが
「(審判について)いいことは大いにほめて欲しい。でも悪いことは悪いと言って欲しい。」
の言葉を肝に書いていければと思っています。
貴重なコメントどうもありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。
投稿: さかた | 2015年5月10日 (日) 06時13分
>Aviloさん
勇気ある書き込みありがとうございます。
あの場面、瞬時の判定だったので大多数の方がAviloさんと同じだったのではないでしょうか。
さりとて、ひいきのチームの結果の要因に審判をあげるのはマスコミも含めそろそろ勘弁願いたい、と思う今日この頃です(^^;
投稿: さかた | 2015年5月10日 (日) 06時18分