何が重要なのか(FESとFC東京戦)
この週末はFC東京戦そしてFESに行ってきました。
その結果、せっかくの帰宅も実質三島にいたのは数時間(除く睡眠時間)、その中で数少ない親子の会話は昨日も紹介したエスパルスの監督に関するものでした。
親子の絆に貢献しているエスパルスの監督問題はさかた家にとってありがたいことなのかもしれません。
昨日までのあらすじ
最下位のチームの監督は島流しの刑になるのではないのか、と信じていた娘。
その後、さらに質問が。
娘「なんで監督かえないの?」
父「火中の栗を拾う人が見つからないのか、崇拝されているからかなあ。」
娘「なにそれ?えらいの?」
父「エスパルスとの契約第1号の選手だから。」
娘「そんな年寄りだったっけ?」
父「あのなあ、Jリーグはできてまだ20年ちょっとだから。パルちゃんだっておまえと同じ歳だぞ。」
娘「そうかあ。(大榎監督は)テルよりもちょっと上ってこと?」
そんな会話をしていました。
なぜ娘がテルを出してきたのかというと、今春まで長野にいたのでパルセイロのことを少し知っていたからです。
ほとんどの人が娘と同じ疑問は持っているわけで、エスパルスから続投の理由を何らかの形で説明していただくことはできないのでしょうか。
いつもはパペパルをだしに会話をするのですが、今日は親子のノンフィクション会話をそのまま載せました。
さて、昨日のFESでの出来事。
杉岡アナ(だいいちテレビ)を捕まえて写真を撮ったのですが、その後、逆転取材を受けてしまいました。
(写真提供:いつものFurusawaさん)
本来ならばその模様をお届けするのが私の重要なミッションなのですが、このFESの会場で私も立ち話取材を少ししたので、その内容をお伝えしなければと思いました。
取材内容はFC東京戦での試合後のことです。
選手達がゴール裏に挨拶に来る直前にこちらのダンマクが選手達に向けられました。
「ここまで12番目の選手も力不足でした」
この真意が自分にも伝わっていなかった、と思いました。
このダンマクを見た人の感じ方は以下の2つに分かれていたようです。
①どこまで現体制にベッタリなんだ!美談か?
→こんなのはサポーターの総意ではない。
②現体制への痛烈な皮肉
→力不足は現体制へ向けたもの。
現地では①に感じた人が多く、サポ同士の一触即発の雰囲気がありました。
昨日の素人取材の結果、このダンマク作成の意図は②だったようです。
一部の選手には、この②の意図が伝わり、
「情けないし、悔しい。」
と言っていたそうです。
①だったら世も末と思っていただけに個人的には安堵したのですが、安堵という言葉はあくまでも本件の実状だけで、言われるまでもなく成績はとても安堵できる状況ではありません。
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コメント
自分もあの文章を読んだとき軽く頭に血が昇りました。でも「ごめんな。あんたっち選手がそもそも力不足なのに俺達も力不足でごめんな。」みたいな意味なら選手たちの心にも火が着いたと思います。自分も部下に火を着けたい時に使う手法です。誉められたやり方ではありませんが。
監督続投について。決まった以上応援します。「きっと素人の自分にはわからない光明が、後半戦の快進撃のストーリーがフロントには見えている」と信じます。レジェンドだから無条件、ではないと信じます。
投稿: さと | 2015年6月29日 (月) 07時58分
おはようございます
続投については本当に説明して欲しいです。
そして自陣ゴール前でクリアではなくパスを繋ぐ、これをやってほしいです。ゴトビさんの時はここも結構厳しく言われてました。
今はクリアして相手に取られての繰り返しです、監督がそこを修正してくれれば少しは変わると思うんですかね
投稿: 元サポ | 2015年6月29日 (月) 09時03分
そんな一生懸命に行ってない?
サポにとっては行くのやめようかと
思える悲しい言葉です。
こっちの真意を説明して欲しい。
投稿: REI | 2015年6月29日 (月) 12時12分
青森から毎回拝見させてもらってます。
この状況が続けば、続投とか、交代とか意見が多々あるかと思いますが、どんな形でも良い方向に向かってくれることを祈るのみです。あれこれ議論してるのは、フロントの人達も同様でしょう。みな、勝ちたいわけだから。
遠方のサポは情報が限られるので、これからも幅広い話題?を期待してます。
投稿: さとう | 2015年6月29日 (月) 20時44分
12番目の選手・・・も。
この「も」ってのが 自分にはひっかかり痛烈な批判だなと思いました。
それを見て皮肉だとわかった選手は、一生懸命戦ってきたという自負があるか・・・知りたいです。
みんなに悔しいと 情けないと 思ってもらわなければ何も変わりません。
監督続投・・・変わればよくなるのか、でもこの成績では辞めるのが当然で、それを続けることは本人的にはとてもつらい事ではないのかとか・・・考えがまとまりません。
続投と決まったからには「これでよかったんだ」と思わせてもらいたい。,
投稿: 藤パル | 2015年6月29日 (月) 21時13分
やはり続投の理由は、説明して欲しいと思いました。
監督が目標に掲げた失点を減らすこと、が逆に増えていること、
監督が公言した「優勝」が、真逆の「最下位」であること
それらに対する弁明もなく続投だなんてありえないと思いました。
「勝ったときも負けたときも同じように振る舞いなさい」
と選手たちは言われているようですが、
どんなに負けても同じように戦いますと、考えているように思えて
なりません。
その結果、何も修正できずに最下位という結果が残っていると
思います。
サポーターを納得させる1stの総括と2ndのビジョンを示して
欲しいものです。
投稿: リク | 2015年6月29日 (月) 21時51分
>さとさん
いつもありがとうございます。
あのダンマクの件ですが、作者に直接聞いたわけではないので、いろいろととらえ方が違うようで、結局、受け手次第でいかようにでもとらえられるものの掲出は難しいものなのだ、ということがわかりました。
それでも掲出したい、という想いで出したのでしょうけれども。
監督問題は個人的には悶々としています(^^;
>元サポさん
コメントありがとうございます。
社長も監督も何か詰まっているような話しっぷりに苦渋の選択だったことが見えたのですが、苦渋でも何でもいいのでこうなった経緯は知りたいですよね。説明責任ではないですが。
>REIさん
監督続投ではなく、ダンマクの真意のことですね?
たしかに、①、②以外の捉え方もあり、また作者に直接聞いたわけではないので作者の本当の真意はわからないのですが。
>さとうさん
いつもありがとうございます。
今年の仙台ではお会いできませんでしたね。
残念ながら現状は昨年の残留を果たした時のような力はありません。
力とはいろいろな意味での“結集”です。サポーター、ファンの気持ちの向きも一極集中ではありません。
昨年から続くこの疲弊、閉塞感を何とか打ち破ってもらいたいものです。
秋に山形でお会いできればと思っています。
>藤パルさん
コメントありがとうございます。
今回、人によって捉え方が千差万別となるような表現を掲出することの難しさがわかりました。
続投の件は悶々としています。
ゴトビさん解任の時に火中の栗を拾ったのが現監督だけだったと聞いたことがあります。今回は大炎上中なので誰も拾ってくれなかったのかなあ、とうがった見方をしています。
>リクさん
コメントありがとうございます。
このまま説明もなく突き進むと、サポーターの気持ちもバラバラなままでセカンドステージ突入となってしまいます。
組織として目標をたてて、それを実現できなかった時の対応が今回はまずいと思っています。
この成績でもなぜ継続させるのか、組織として顧客、ステークホルダーへの説明責任はあると思います。
投稿: さかた | 2015年6月30日 (火) 04時05分