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エルニーニョとエスパルス

今年の夏はエルニーニョ現象の影響で今のところ気温が低く長雨が続いている状態です。
今日あたりからようやく気温が上がり陽がさす天候になりそうで、週末は絶好のJリーグ観戦日和となりそうです。

1. エルニーニョ現象とは

気象庁のHPによると
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれています。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。

ということで、日本の夏への影響は主に

①太平洋高気圧が弱い
   ↓
②梅雨前線が押し上げられず、いつまでも日本付近に停滞
   ↓
③雨が続き日照不足
   ↓
④気温低い
   ↓
⑤農作物への影響大

のようです。

では、至近年のエルニーニョの影響のあった夏はいつだったのか調べてみました。

2009年
アジア全土で多雨、西日本で長期的な豪雨(平成21年7月中国・九州北部豪雨、平成21年台風第8号、平成21年台風第9号)、2000年代過去最高の冷夏、北日本で寒秋

2006年夏~2007年春
日本で1949年と並ぶ大暖冬

1997年春~1998年春
東日本、西日本で大暖冬、北海道で寒冬

1993年夏
日本で大冷夏(この時、日本の稲作はほとんどの地域で不作となった:1993年米騒動)

このように不定期でやってくるようです。


2.エルニーニョの年のエスパルス

 では、ここで突然ですが、エルニーニョの影響のあった年の夏(7~8月)のエスパルスの戦績を調べてみました(リーグ戦)。

2009年 5勝0敗4分

2006年 6勝1敗1分

1997年 7勝3敗3分(※現行ルールで換算)

1993年 5勝2敗2分(※現行ルールで換算)

※当時は延長Vゴール、PKまで実施したため、これらの試合は引き分けとして換算。

どうでしょうか。昔は強かったとはいえエルニーニョの年の夏のエスパルスはかなり強いようです。
特に前回のエルニーニョの年は9月までの試合も含めると

8勝0敗4分

という驚異的な戦績で今思えば異常気象も無理もなかったのではないでしょうか。

さて今年のエスパルス、エルニーニョの恩恵にあずかれるでしょうか。

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