レッズ戦観戦記(ミシャ編)
「静岡県、清水というところは、非常にサッカーどころだと聞いています。そういった、人々がとてもサッカーに関心のある地域のチームが、こうして残留争いをしなければいけない状況には、非常に残念な思いがあります。私自身は、残りの試合の中で、清水ががんばって、なんとかJ1に残れることを、切に願っています。日本のJリーグの中で、清水が残ることは、非常に大切なことだと思っています。なぜなら、この地域の人々には、サッカーをとても愛されている方が多いと思います。そういう意味を込めて、清水が残留することを、心から願っています。
残りの6試合、清水の幸運を祈っていますし、清水にはそれだけの質があると、私は信じています。そして、それを応援してくれる熱いサポーターがいると思います。ここエコパではないですが、日本平の方には、素晴らしいサッカー専用スタジアムもあります。そういった環境を持つクラブがJ1に残ってほしいと、心から願っています。」
(浦和公式HP ミシャ監督 清水エスパルス戦試合後会見より抜粋)
レッズの指揮官ペトロヴィッチ監督のコメントです。
異例とも思えるコメント全文の3分の1を割いて対戦相手のエスパルスのことを心配されています。
ペトロヴィッチ監督の母国セルビア(国籍はオーストリアのようですが)は、ここでは幾度となく紹介した紛争止まない旧ユーゴスラビア。サンフレッチェ時代はJ2も経験されていますし、人生でもサッカーでもご苦労されている監督の重みのあるコメントだと思いました。
試合前には日本サッカーの父、クラマーさんの死去を悼み
黙祷がありました。
田坂監督とペトロヴィッチ監督の試合後の様子です。
レッズの通訳さんを介してかなり長くお話しをされていたペトロヴィッチ監督。
たぶん、励ましの内容だったのではないのかと推測。
その後、両監督は審判を待っていました。
ねぎらい、リスペクトの姿勢はとてもいいことだと思いました。
敵将ながらペトロヴィッチ監督ありがとうございました。
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コメント
これは素晴らしいですね。お互いの監督が審判を出迎えてる光景って、気持ちいいですし、その光景を捉えてたさかたさんもすごいと思いました。
投稿: 青森のさとう | 2015年9月21日 (月) 20時43分
>青森のさとうさん
先日は遠路はるばるアイスタにお越しいただきありがとうございました。
早速ですが、エコパでの試合後の両監督を観察していると、かなり長い間会話を、主にミシャ監督が田坂監督に話しかけているようで気になって撮っていました。
おそらく励ましの言葉をかけていたと思います。
そうこうしているうちに審判団が引き上げてきてのショットとなりました。
投稿: さかた | 2015年9月22日 (火) 13時56分