北九州遠征記(本編)
勤務する北海道は空知地方の山にもようやく春がやってきました。
カタクリの花が咲きました。
サクラはまだですが。
その職場に熊本のお土産を持って行き、お菓子置き場に置いておいたのですが、
誰も気がついてくれませんでした。
今の職場では私がエスパルスを好きなことは誰も知りませんので、九州、熊本に行ったことは誰も知らないわけですが、せめて
「おい熊本の土産があるぞ。誰が行ってきたんだ?」
くらいの会話があってもよかったんじゃないのか、そんな影の薄さを感じた月曜日でした。
さて、週末の北九州遠征記です。
前日の金曜には抜け出せない飲み会が岩見沢であり、やむなく試合前日移動は断念。
試合当日の土曜日の朝一番の羽田行きに乗るべく、既報のとおり愛車ミラジーノで新千歳空港に向かいました。
風雨を少しでも避けるために、いつも利用する立体駐車場に駐車。
6時過ぎに着いたのですが、ターミナル内のお店はシャッターが閉まっていました。
この広場にも誰もいませんでした。
清掃員すら写っていないこの写真は珍しいんじゃないのか?
と絶賛妄想中なのですが、実は大したことはないのかもしれません。
昨年からコカコーラが設置しているシロクマとの撮影コーナーです。
ボードに自分の名前を入力して撮るのですが、誰もいなかったのでいろいろと撮った中の記念の一枚です。
飛行機の旅は別記事「JAL編(仮称)」で紹介することとして、福岡空港からは地下鉄で博多へ移動、その先は特急ソニックで最寄りの折尾まで行きました。
そのソニックを博多駅のホームで待っていると、目の前をアディダスのキャリーバッグを引っ張りながらウロウロする聳城(たかぎ)さんが通り過ぎていきました。
聳城さんて誰?
とお思いのあなた、そう聳城さんはJリーグの副審です。
(私と聳城さんとの出会いはたぶん一昨年の味の素でのナビスコだったと思います。)
同じソニックの隣の車両に乗車していましたので、ずうずうしく挨拶に行くと審判団4名がボックス状に座ってお話しをされていました。
聳城さんがお話しをされている横で、この日の主審の扇谷さんがサンドイッチを食べていました。
このようなフォーメーションでした。
↓
扇谷 権田
聳城 穴井
お食事中、大変失礼いたしました。
そして、折尾駅に降り立ったところで記念の一枚をお願いしました。
本邦初公開
「折尾駅の審判団しかも横には特急ソニック(仮称)」。
左より穴井さん(四審)、扇谷さん(主審)、聳城さん(副審メイン)、権田さん(副審バック)。
そのままJ1仕様でも不思議ではない審判団に、エスパルスは恵まれていると思いました。
扇谷「レフェリーキャンプで会いましたよね。」
さかた「はい。J2に落ちて、もう扇谷さんにお会いできないかと思いました。豪華キャストでありがとうございます。」
という会話をしてお別れしました。
初めてのスタジアムなので、審判団にはお会いすることは難しいと半ばあきらめていただけに、これは幸運の兆しか、とおめでたい頭は思っていました。
折尾駅からはシャトルバスが出ているのですが、ちょうどお仲間と会うという幸運がまたあり、1200円の定額タクシーに4人で乗車、一人あたり300円で早くスタジアムに到着できました。今日はつきまくっているぞ!とどこまでもおめでたい脳内です。
早速、ギラヴァンツのマスコットのギランを捕獲。
アウェーサポにも優しいマスコットでした。
場外のイベントコーナー。
あいにくの天気で人もまばら。
(パペパル運搬をお願いしている方々が映り込んでいます。)
吉本の芸人さんのようでした。
来年J1だろうとJ2だろうと、今回が最後の本城陸上競技場での試合です。
試合前にこのような写真を撮るからオーバーヘッドキックを入れられてしまったのでしょうか?
それにしてもスローモーションを見ているようなゴールと、杉山選手があまりにも早く見切っていたので、まさか入るとは思わず、一瞬状況がわからなかったゴール裏でした。
半旗。
キックオフ前の黙祷。
時が前後しますが、話題となっている本城の“昭和的手動式得点掲示板”。
掲示板と呼ばれるものはこれだけです。
この数字も用意されていたのですが、失礼ながら
必要あるのか?
と試合前には思っていました。
両チーム関係者のみなさま、申し訳ありません。
でも、“当たり”だったでしょ?
掲示板の裏です。
電動は時計だけで、得点は人力です。
得点の経過とともに観察していました。
横ばかり見ないでしっかり応援しろよ>自分
しばしご覧ください。
決勝ゴール後。
指だいじょうぶ?
残り時間を把握する時計は掲示板のところのみで、他にはメインスタンドに現在時刻を表すデジタル式のものがあるだけでした。
エスパルスサポーターからはピッチの向こう側に見えたので、私はこの時計で残り時間を把握できました。
後半開始が15時06分でしたので、分表示から6を引いて経過時間を把握していただけですが。
エスパルスサポーターご一行様。
↓のあたりで応援しました。
ベンチには鎌田選手のユニフォーム。
次節からはデュークのユニフォームもあるのでしょうかorz
ホームの方々。
この少なさに、
「これが真のJ2なのか」
と勝手な思いこみ。
これぞJ2、と言えば
エスパルス側の取材カメラはこの寂しさでした。
オフィシャルフォトグラファーの長江さんと、静岡新聞の大山記者の2名。
試合の方は引き分け濃厚になりつつある中で、白崎選手投入。
選手紹介もこのように人力です。
そして、四審の穴井さんによるアディショナルタイムの掲示。
運命の3分。
狂喜乱舞でございます。
拳、コブシ、こぶし。
ゴール裏は負けていても後押しする
いい雰囲気でした。
ホームでもよろしくお願い致します。
試合後、お仲間さん達はお仲間さん同士で小倉の夜に消えていったようですが、
私はいつものように一人で喜びを噛みしめるべく祝杯をあげました。
「さかた、暗いぞ。だから職場でも陰が薄いんだぞ。」byパペパル
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コメント
北九州遠征記、有難う御座います。
熊本まで往復したとは。流石です。
普通の人に出来ない事をやってくれるのが
さかた様なのですね。
職場へのお土産も火曜日にはバレたのでは
と思って居ます。
大前選手のダイビングヘッドを生で見られて
疲れも吹っ飛んだ事でしょう。
気が張って居る時は疲れも感じないでしょうが
生身の体ですから疲れは貯まると思いますので
時間が許せばゆっくりご自愛ください。
投稿: 菊長 | 2016年4月26日 (火) 18時22分
>菊長さん
お褒めいただきありがたく、またお恥ずかしい次第です。
劇的なアディショナルタイムで、狂喜乱舞のゴール裏でした。
車や飛行機が一生懸命動いていて、私は座っているだけですので、今のところ疲れはありませんが(エスパルス関連では)(^^;
投稿: さかた | 2016年4月27日 (水) 06時37分