天塩岳山行記(後編)
台風がまた北海道に近づこうとしていますが、今朝の岩見沢は今のところ晴れています。
昨日時点の北海道の林道状況を見てみるといたるところ通行止め。
(北海道森林管理署HPより)
これ以上被害が出ると今週末はどこにも行くことができなくなるので気分は
「来ないで台風!」
です。
さて、天塩岳登山の続きです。
土曜日は実に数年ぶりに山で宿泊しました。
昭和63年に出来た小屋ですが、きれいでした。
(昭和63年といえば新潟勤務時代)
以前に山で泊まったのはいつだったのだろうかと振り返ると、アルコールをひっかけて寝たので少なくともドクターストップよりも前、6年以上前ということになります。
山小屋でのパペパルの様子。
誰もいなくてよかったです。
50過ぎのおっさんがぬいぐるみと一緒に寝ている光景は異様だったと思いますので(^^;
夕飯は手抜きでお湯を沸かしただけのカップラーメンでした。
この後に星空を撮影するつもりだったのですが、一晩中風が強く、そして扉を開けるとクマが待っているのではないのかとビビッていたので明るくなるまでじっとしていました。
それにしても小屋の中は吐く息は白く寒かったです。カイロも持って行ったのですがあまり暖かくなりませんでした。
午前4時になると明るくなってきたので意を決して扉を開けました。
待っていたのはクマではなく、こちらの光景でした。
お~っ、これは今日は展望があるかも。
(右:天塩岳 左:前天塩岳)
ということで急いで登り始めました。
前天塩岳にかかる雲。
大雪山と雲海。
御来光に間に合うのか?
何とか“ダイヤモンド天塩岳”を撮ることができました。
エスパルスJ1
を祈った記憶はあります。
他には苦労せずにお金が貯まりますように、と。
雲の流れが速く、綺麗な雲海とはなりませんでしたが満足。
陽が昇ってきました。
振り返るとブロッケン現象。
虹の輪の中に私の影。
天塩岳山頂でこの写真を撮ったのは人類史上初めてかもしれません。
雲の動きでわかるように風が強かったので山頂での撮影もほどほどに小屋に戻りました。
振り返ると天塩岳の上に再び太陽。
天塩岳と前天塩岳の間は雲(ガス)の通り道になっているようでした。
お世話になった小屋を後にしました。
さらば天塩岳。
そして下山。
登山ルートは2本あったのですが、旧道はこの秋まで通行止めでした。
秋まで、ということは実質来年まで使えないということでは?
名簿に下山時刻を記入。
年齢を見ると私が最年少。
でも、途中ですれ違った団体さんのなかにはうら若き女性もいました。
もちろん会話をしました。
山に入っても邪念満載の脳内でした。
ゆっくりと帰りたかったのですが、来春までのJALの先行予約が11時から始まるのでかっ飛ばして岩見沢に戻りました。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ご無沙汰からのリーグ戦再開(2022.06.18)
- 撮影会結果(2021.03.17)
- 馬追い(2021.01.21)
- 雑記(2021.01.14)
- 鶴の恩返し?(2021.01.12)
コメント