花の楽園を行く
大雪山系の山は昨年からそれなりに登っていましたが、今回ほどたくさんの高山植物に出会ったことは人生の中でも初めてでした。
(一応、1980年代に南アルプスは北は鋸岳から南は光岳以南、副稜線まで全山歩いていますがこれほどの高山植物を見たことはありません。)
さて目標が忠別沼の撮影だったので天気が崩れる前には到着したかったので朝の5時頃には最初の雪原に到着。夏にはお花畑になるところです。もう夏なのですがこの状態(^^; ちなみに1回派手に転びましたが谷底に転落はせずに済みました。
後方の山がこれから越えなければならない緑岳。ナキウサギがいるのですが今回は鳴き声を1回聞いただけでした。
周囲はヒグマの巣窟なので要所には注意の看板。
背景にはこれから歩く稜線。
緑岳到着。
目的地の忠別沼とはほぼ180度反対方向に進みます。
ここからたくさんの高山植物と出会うことになりました。
一度下ってこの雪渓を登り白雲岳避難小屋へ。
小屋の周辺にはこのようにチシマノキンバイソウの群落がありました。
水場や沼地にたくさん生えているようでした。
チシマノキンバイソウのアップ。
では色別に出会った花を紹介。
エゾノハクサンイチゲ。
イソツツジ。
エゾイワツメクサ。
イワウメのようにも見えるのですがわかりません。
紫系。
エゾツツジ。
タカネシオガマ。
エゾノツガザクラ。
同じく。
エゾシカは食べないので北海道ではよく見られるエゾコザクラ。
コマクサの群落が凄かったです。
そのコマクサのアップ。
エゾオヤマノエンドウ。
同じく。
ヨツバシオガマ。
ミヤマアズマギク。
エゾヒメクワガタ。
ミヤマリンドウ。
リシリリンドウか?
ミヤマリンドウにも見えるのですが果たして。
イワブクロ。
トカチフウロなのか、チシマフウロなのかわからず。
ホソバウルップソウ。
昨年も最盛期を見過ごしてしまった大雪山系のみに自生する絶滅危惧種。
最後に黄色の花。
ハイオトギリ。
タカネスミレ。
チシマキンレイカ。
エゾカンゾウ。
メアカンキンバイ。
名前は北海道の雌阿寒岳より。
エゾウサギギク。
キバナシオガマ。
大雪山系と夕張山地のみに生息。
ミヤマキンポウゲ。
咲き終わったチングルマ。
国内では北海道や大雪山だけに自生する高山植物をこれだけ見ることができるとは思いませんでした。
もう少し注意深く歩いていればさらに見つけることができていたのではないかと少々後悔。
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