花や蝶を求め
この3連休は日高の山に入る予定だったのですが、北海道地方の三連休は土曜日のみ好天、そして7月の長雨により絶賛増水中とのことで日高の山に入るのは難しいと判断して急遽大雪山方面に日帰りで行くことにしました。
向かった先は層雲峡の先の銀泉台。3年連続3回目です。
午前1時半に岩見沢を出発し4時半に到着しました。
3回目ともなると勝手知ったる山の部類に入るわけですが、それが心の油断につながったのでしょうか。時計を忘れましたorz
スマホだといちいちポケットから取り出すのが面倒でした。
北海道の野山では春から咲き出すエゾコザクラ。
今年はなぜか今ごろになって初めて見ることになりました。
中腹のイソツツジは満開。
同じくイソツツジ。
雪解けはかなり進んだとはいえまだこのような所がありました。
ガスも晴れず少々悲壮感が^^;
イワウメ。
チシマキンレイカ。
ヨツバシオガマ。
赤岳到着。
一面ガスの中でした。
ここからの平坦な砂礫の稜線ではこちらのホソバウルップソウが見頃でした。3年連続とはいえ初めて見頃の時期に来ることができました。
先日紹介したユウバリソウはこの花の亜種になります。
この花も天然記念物で絶滅危惧種です。
これは亜種でしょうか?
チングルマ。
同じく。
ミヤマキンバイ?
エゾタカネツメクサ。
メアカンキンバイ。
名前は北海道の雌阿寒岳から。
ミヤマキンバイ。
ミヤマキンバイ。
チングルマ。
チョウノスケソウ。
エゾタカネツメクサ。
エゾイワツメクサ。
イワギキョウ。
エゾオヤマノエンドウ。
タカネスミレ。
エゾノツガサクラ。
エゾノツガサクラ。
花を見つつ白雲岳に登りました。
日高の山に登ることを考えれば楽勝だったのですが。
その後、白雲岳のナキウサギの生息地で3時間以上滞在して写真を撮ろうと思ったのですが、鳴き声は聞こえるもののシャッターチャンスを逃し、代わりに撮ったのがシマリー。
正式名称はエゾシマリス。北海道にしかいません。
こういうところで長時間いました。
このリス、やたらと人の周りをウロウロ。
なついている訳ではなく、長時間粘っている人間を珍しく見ていたようでした。
股の下から顔を出した時はこちらもビックリしてカメラを向けることはできませんでした^^;
次はいつ会えるでしょうか。
ガスが晴れて蝶が舞いはじめました。
初めて撮ったアサヒヒョウモン。北海道の大雪山系のみ生息する希少な蝶です。
天然記念物で北海道レッドデータブック希少種。
続いて初めて撮ったウスバキチョウ。
こちらも生息は大雪山系・十勝岳連峰の標高1,700m以上の高山帯のみに限定。
天然記念物。
こちらはホソバフルップソウにとまっているタイセツタカネヒカゲ。
北海道の大雪山系の音更山・ニペソツ山や日高山脈の幌尻岳・戸蔦別岳の約1800m以上の高山帯に分布し、岩礫地に生息。
ということで日高に行き見てみたかったのですが。こちらも天然記念物です。
その後、緑岳に行きました。
緑岳に行ったのには理由があります。
今年は北海道命名150年。北海道という名をつけた松浦武四郎の名がこの山の別名「松浦岳」となっているからで、150年の記念すべき年に行った訳です。昨年も一昨年も行っているのですが^^;
『緑岳は本来、北海道開拓の第一人者松浦武四郎の功績を称え、「松浦岳」と名付けられていましたが、後に、ハイマツ等の針葉樹が多いことから、「緑岳」と呼ばれるようになりました。』
残念ながら山好き以外の道民は全く知らない事実です。
その緑岳に着いた時には再びガスが上がってきました。
その後、赤岳まで戻りましたが景色は何とか望めました。
左に見えるのが白雲岳です。
そして雪渓を下り下山。
次回の山行は来週の土曜の予定です。
どこに行こうかなあ。
ps.2台持っていったカメラのうちの1台に辛うじてガッキーが写っていました。ガスが濃かったのが残念です。
逃げるガッキーを追いかけ来週リベンジか?
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