ニペソツ秋のナキウサギ祭り第2弾(本編)
ニペソツ山は日本百名山を決めた深田久弥が百名山選定後に初めてニペソツを登った際に
「(ニペソツを)百名山に入れなくて申し訳なかった」
と言わしめた名山なわけですが、3年前に相次いで北海道を襲った台風の影響で、それまでのメインルートの杉の沢林道が壊滅し登山が難しい状況になりました。かくいう私も昨年の夏前にこの壊滅した杉の沢林道(十六の沢林道)を歩いたのですが、本来の登山口まで藪を漕いだりして2時間もかかったことはここでお伝えした通り。
その代わりに廃道だったロングコースである幌加温泉ルートを上士幌町が復活・再開させ、昨年から登れるようになりました。
上士幌町さま、どうもありがとうございます。
9月21日(土) この日にニペソツ山に登ったのは約20組(入林簿で確認してもほぼ同数でした)。
大雪山のような賑やかさはなく静かな山旅を味わえます。
そんなニペソツ通称ニペですが、すれ違った方と会話をすると
「大阪から来ました。どうしてもニペに登りたくてフェリーで来ました。」
とか
「初めて登ります。初ニペ楽しみます。」
といった山好きな人々にとっては魅力的な山なのです。
そのニペにナキウサギ撮影メインで登った変態オヤジは私一人でした。
先頭で登って後ろから3番目で下山したので、下山時に抜かれる度に
「よい写真撮れましたか?」
と聞かれました。登山をしていると見ず知らずの人でもこのような会話が自然にできていいんですよね~。
昨日、帯広の本屋さんでナキウサギファンクラブが発行しているナキウサギの写真集を見たのですが、プロの写真は違うなあ、と痛感。
まだまだ修行が必要なようです。
では、にわかへたれアマチュアカメラマンのナキウサギ写真を紹介します。
日帰りで軽量だったので、最初のナキウサギ生息地には3時間で着きました。
午前6時過ぎの彼らです。
既にお食事タイム。
こうして写真を見るとかなり雪があったんですね。
登るのに必死で積雪深はよくわかりませんでした。
もぐもぐ。
この時、私の方は撮るのに必死で朝食は後回し。
ものの10分程度でこれだけ撮れました。
今回はピーク直下のナキウサギも撮りたいので先を急ぎました。
また、下山時に会おう!
ということで登ること1時間半。
頂上直下の最大のガレ場にて。
頂上に近づくと霧氷がたくさん見られました。
霧氷というよりも雪が付いたようですが。
そのような中でもナッキーは外に出ていました。
ハイマツ帯から顔出し。
頂上近くにこんなにナッキーがいたとは。
昨年登った時はガスで何も見えなかったので。
ここから下山時になります。
午前8時半に下山を始めて、登山口に着いたのは午後4時半。
登り5時間、下り8時間というナキウサギ撮影おバカさん状態の山行でした^^;
頂上直下のガレ場にて。
このあたりは傾斜があるのでカメラを持つのがきつかった記憶があります。
こちらは下山時の最低コルを過ぎて登ったあたり。
すると登山道を封鎖するように一匹が岩に張り付いていました。
あまりにも近かったのでナッキーの目に私が映っていないか確認しました。
たぶんこれが私。
さて、しばらくしてお食事タイムに。
さらに下り天狗平付近にて。
高山らしく。
同じく。
天狗平のトイレブースあたり。
こいつもお食事中でした。
最初の生息地に戻ってきました。
近くではシマリーがモグモグタイム。
日光と尾の感じが素敵でした。
このあたりはナッキーとシマリーが同居しているようです。
午後になっても雪は消えず、そしてモグモグタイム。
かわいいポーズだったので撮りました。
こちらは冬に向けての貯食活動中。
「また来てね」
とお見送りをしているわけではありませんが、10月のエスパルスの無い週にまた登りたいと思います。
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