愛は盲目(審判編)
おはようございます。 今朝も早起きをしてしまった年寄りです。
まだ氷点下にはなっていませんがもちろん暖房はいれています。
さて、大分戦ではSNSのエスパルスサポさん側で主審の笠原さんに対する不満が爆発していました。
私が見る限りはそれほど大きな問題はなかったので、
なぜそんなにエスパルスサポさんはお怒りなのだろう?
と感じていました。
この手の不満でよく聞くのが
①ジャッジの基準がぶれている
②選手とのコミュニケーションがとれていない
③試合をコントロールできていない
です。 このような感じで笛は吹かれているので、自分の応援しているチームにファールが多いのは仕方ないのではないかと常々思っています。
しかし①のように思うのは自チームへの笛が多いことが起因しているのでしょう。
そして②についてですが、キックオフ当初から笠原主審はブラジル人とコミュケーションはとっていたと思います。
ヴァウドにも 「次にやったらイエローだよ」 と言っていたように見えましたし。
DAZNで抜かれて拡散された試合終了後の立田選手の抗議に対応しなかった件については賛否両論あるかと思いますが、個人的にはあの対応はあれで正解の一つだったのではないかと思います。
気分が高揚している人に反応しても火に油を注ぐ場合があるのは世の常ですので。
まあ、試合を通してコミュニケーションが完璧だったのか?といえばそうではない面もあったかもしれません。
乱暴な表現になりますが、
自らのプレーが思い通りにならない
→不満の矛先を審判に
→それを見たサポーターも同調
というようにうつり、それは自分の子供の出来の悪さを教師のせいにするモンスターペアレンツのようにも見えました。(※)
私もかつてはそのように思っていましたので、気持ちはよくわかります。
【C1 反スポーツ行為】 河井、中村
【C2 ラフプレー】 エウシーニョ
【C3 異議】 立田、ヴァウド、
【C5 遅延行為】 ドゥトラ
これが大分戦でエスパルスに出されたイエローです。
どれも妥当ですし試合早々のドゥトラ選手のイエローはもったいなく感じました。
河井選手のものはユニを引っ張って倒しており、間違えれば試合が大荒れするようなプレーでした。
ただ、このあたりから試合は笛が数分間吹かれることなく進みました。飲水タイムまではほとんど笛がなかったのではないでしょうか。
きれいに試合が流れていると感じました。
そして後半、体力が消耗してくるとプレーは荒くなり結果として笛が多くなると思った試合でした。 こちら、この試合終了後の両チームの反則ポイント数です。
大分は首位(ポイントが低い方が良い)、エスパルスはあまりよろしくありません。
この試合の縮図のような結果です。
③の試合のコントロールですが、審判だけでは試合はコントロールできません。
選手の協力があってはじめてフェアプレーな試合が実現できるのです。
ですから※の“自分の子供”の努力も必要なんですよね。
うまく書けませんでしたが、今回の笠原主審への風当たりは
サポーターの選手、チームへの愛が強いがための現象だと思いました。
【愛(恋)は盲目】
恋に落ちると、理性や常識を失ってしまうことを「恋は盲目」といいますが、この言葉は、かの劇作家・シェイクスピアの格言のひとつ。
正確には「恋は盲目で、恋人たちは恋人が犯す小さな失敗が見えなくなる」だそう。
恋や愛をテーマにした作品を多く発表したシェイクスピアならではの「恋をすると相手の欠点や犯罪さえ愛おしくなる」という意味が込められているようです。日本のことわざで似たような意味を持つのが「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」。 審判へのRESPECTの気持ち、そしてフェアプレーの精神を忘れずに。
こちらは先日のJALの機内でいただいた医療従事者の方々へのワッペン。
(私は医療従事者ではありません)
何事もRESPECTの気持ちが大切だと思った週末の出来事でした。
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